参議院選は与党大勝で幕を閉じた。
野党でも躍進したという政党はなく、手堅く議席を増やした党もあれば埋没し議席を失った党もある。
政党政治は一長一短でなければならないのだが、この国の政治は一短一短というような感じなので、これでは国民が政治への感心も薄れるわけで、今回の選挙も投票率は低かった。
とはいえ、初のネット選挙であり、民主党から政権交代してから初の参議院選挙で、なおかつ今後の憲法改正等を控える中での与野党のねじれ現象を改善する為の選挙、多少は有権者も増えて当然と思っていたのだが、ここまでくれば国民の義務すら成り立っていないように感じてしまうのは私だけだろうか。
各党もネットを駆使した政治活動を展開し、有権者側も様々な形でネットから政治に対する発言をしていたようだが、アメリカのようなネガティブキャンペーンでもなければ自政党をアピールするようなものでもない。
個々に対しての発信は当然だが、どうも悪口と言うか陰口というか陰湿なイメージを覚えた。
昔は対立候補に対しても選挙カーや街頭演説ですれ違ったりした場合は互いの健闘を祈るようなことも多かったのだが、今ではそんな光景も無く、追い越せ追いつけというような選挙になっている。
それに某党の元首相のネットによるアピールがあまりにも政治家として人間として情けなく思えたし、有権者からの悲観的なコメントがテレビ上で流れた時には正直悲しかった。
また、実際に今回の選挙でネットで様々なことをしているにもかかわらず投票は延びておらず、有権者自体が信用していないことも周知の事実である。
これがネット政治であるというのであれば止めるべきである。
また、今後ネットにて投票という話も出てくるかと思うが、これについても国民の意思の尊重が保てない上、サイバーテロや遠隔操作による混乱等も考えられるので避けるべきだと考える。
何事にもコミュニケーションが重要であるが、面と向かっての対話が一番良いと私は思う。
日本にはネット政治は不向きかと
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