自民党も民主党も「お家騒動」=「代表戦」で揉めている。
しかし、どちらも権力闘争がメインなので正直言って今後の政治を託せることが難しい。
自民党はほぼ確実に政権奪取が見えてきているので、次の総裁が事実上の内閣総理大臣になれる。
一方の民主党は政権を奪われ、野党暮らしに戻る予定なので次の代表は内閣総理大臣になれたとしても、「政権交代をされた宰相」としてのレッテルが付きまとう。
自民党総裁選の立候補予定者を見てみよう。
谷垣禎一総裁、石破茂元防衛相、町村信孝元官房長官、安倍晋三元首相、石原伸晃幹事長、
林芳正政調会長代理の6名。
知名度や政治力を考えると各人共に実力者ばかりだが、その分マイナスイメージも強い。
谷垣は今一つ実力を出し切れていない上、決断力が乏しい上、地味目。
石破は論客で、行動力もあるが、党内での実力が乏しい。
町村は安定しているように思えるが、女房役が一番で、自身がトップになったとしても未知数。
安倍は一度総裁および総理に就任している上、知名度、人気度、論客でもあるが、思ったよりもメンタルが弱い点、側近を重んじてしまうことによって起きた不祥事で入院から辞任という面を国民に見せ付けてしまったことで、本当に一国を任せられるかの不安視が強い。
石原は知名度はあるが、言動による失敗が多い。
林はバランスが取れていて党内や著名人では人気が高いが、国民からすれば今一つ。
どちらも就任すればそれなりに何かはやってくれるだろうが、失敗後の責任の取り方が下手で、また政権交代を招くこともある。
民主党はどうか。
現総理・代表である野田佳彦が再選すれば一番良いのだろうが、反野田の動きがある。
候補としては細野豪志環境相、田中真紀子元外相、山田正彦元農相、原口 一博元総務相等々。
しかしながら、細野、田中は出馬せず、他も燻ぶっている。
確実に政権与党としての維持が可能であればいいのだろうが、その立場も危ういのだから無理も出来ない。
私の主観的には民主党は野田再選が確実だと思う。
本来であれば変えるべきである部分は多々あるだろうが、将来的なことを考えれば致し方ない。
自民党も谷垣再選が一番良いと考えるが、旧来の長老政治体制が見え隠れしている中での再選は厳しい。
かといって新しい顔ぶれだと誰がいいのか。
フレッシュな50代候補が望ましいとは思えない。
それであれば町村が一番良い。
町村(谷垣)→石破→安倍→林という様な形で中期的な政治体制を構築していくべきだと思う。
とはいえ、本音を言えばもっと別に候補もいると思うのだが。
相応しい人間が総理になれば良いのでは?
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