Archives : 2011年07月

親切とは………。

「親切」とはどこまで許容範囲なんだろうか。


ふと思った。


人によっては親切に接したつもりでも不快になるし、中には誤解を招くこともある。

「小さな親切大きな御世話」などとでもいうのだろうか。


私も親切心から行った行為が誤解を招いた経験は多々ある。


じゃあ何もしなければいいものなのか。


それもおかしな話だ。


結局の所、何をしても堂々巡りが率直な結論だろう。

こればかりは各人の度量・力量他ならない。


器の大小を語っても仕方ないが、もう少し親切心を受け入れる余裕を作ってもらいたいものである。



悲劇とは紙一重なものなのだろうか。

先日、こんなニュースの見出しがあった。

「お墓にひなんします 南相馬の93歳自殺」

気になって読んでみた。

絶句し、喪失感になった。

3.11の地震による東京電力の原発が引き金だった。

原発の影響による自殺があとを絶えない。

どうにかならないものなのか。

少し前までは平穏だったはずなのに、あの日が全てを飲み込み、変えてしまった。

我々は、今回の犠牲者の分まで精一杯頑張らなければいけない義務があると思う。


以下、記事より引用。

「私はお墓にひなんします ごめんなさい」。福島県南相馬市の緊急時避難準備区域に住む93歳の女性が6月下旬、こう書き残し、自宅で自ら命を絶った。東京電力福島第1原発事故のために一時は家族や故郷と離れて暮らすことになり、原発事故の収束を悲観したすえのことだった。遺書には「老人は(避難の)あしでまといになる」ともあった。

 女性は同市原町区の静かな水田地帯で代々続く田畑を守り、震災時は長男(72)と妻(71)、孫2人の5人で暮らしていた。長男によると、以前から足が弱って手押し車を押していたが、家事は何でもこなし、日記もつけていた。

 第1原発の2度の爆発後、近隣住民は次々と避難を始めた。一家も3月17日、原発から約22キロの自宅を離れ、相馬市の次女の嫁ぎ先へ身を寄せた。翌日、さらに遠くへ逃げるよう南相馬市が大型バスを用意し、長男夫婦と孫は群馬県片品村の民宿へ。長距離の移動や避難生活を考え、長男は「ばあちゃんは無理だ」と思った。女性だけが次女の嫁ぎ先に残ることになった。

 4月後半、女性は体調を崩して2週間入院。退院後も「家に帰りたい」と繰り返し、5月3日、南相馬の自宅に戻った。群馬に避難している長男にたびたび電話しては「早く帰ってこお(来い)」と寂しさを訴えていたという。

 長男たちが自宅に戻ったのは6月6日。到着は深夜だったが、起きていて玄関先でうれしそうに出迎えた。だが緊急時避難準備区域は、原発事故が再び深刻化すればすぐ逃げなければならない。長男夫婦が「また避難するかもしれない。今度は一緒に行こう」と言うと、女性は言葉少なだった。「今振り返れば、思い詰めていたのかもしれない」と長男は話す。

 住み慣れた家で、一家そろっての生活に戻った約2週間後の22日。女性が庭で首をつっているのを妻が見つけ、長男が助け起こしたが手遅れだった。

 自宅から4通の遺書が見つかった。家族、先祖、近所の親しい人に宛て、市販の便箋にボールペンで書かれていた。家族には「毎日原発のことばかりでいきたここちしません」。先立った両親には「こんなことをして子供達や孫達、しんるいのはじさらしとおもいますが いまの世の中でわ(は)しかたない」とわびていた。

 奥の間に置かれた女性の遺影は穏やかに笑っている。近所の人たちが毎日のように訪ねてきて手を合わせる。「長寿をお祝いされるようなおばあちゃんが、なぜこんな目に遭わなければならないのですか……」。遺書の宛名に名前のあった知人が声を詰まらせた。葬儀で読経した曹洞宗岩屋(がんおく)寺前住職、星見全英さん(74)は「避難先で朝目覚め、天井が違うだけで落ち込む人もいる。高齢者にとって避難がどれほどつらいか」と心中を察する。

 取材の最後、長男夫婦が記者に言った。「おばあちゃんが自ら命を絶った意味を、しっかりと伝えてください」【神保圭作、井上英介】

 ◇女性が家族に宛てた遺書の全文
(原文のまま。人名は伏せています)

 このたび3月11日のじしんとつなみでたいへんなのに 原発事故でちかくの人達がひなんめいれいで 3月18日家のかぞくも群馬の方につれてゆかれました 私は相馬市の娘○○(名前)いるので3月17日にひなんさせられました たいちょうくずし入院させられてけんこうになり2ケ月位せわになり 5月3日家に帰った ひとりで一ケ月位いた 毎日テレビで原発のニュースみてるといつよくなるかわからないやうだ またひなんするやうになったら老人はあしでまといになるから 家の家ぞくは6月6日に帰ってきましたので私も安心しました 毎日原発のことばかりでいきたここちしません こうするよりしかたありません さようなら 私はお墓にひなんします ごめんなさい

http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110709k0000m040149000c.html


日本の現状は・・・・・・。

久々に一筆書こうと思う。

テレビをつければ「原発」・「東電」・「菅内閣」ばかりだと思うのは私だけだろうか。

3.11後、色々な混乱があり、今でも続いてはいるものの日本が正常に機能していること自体が凄い。

先日、新宿の街を友人と歩いていたのだが、彼が『無政府状態なのにこんなに人が賑やかなのはありえない。世界中の協力がなければスラム化してる』と言った。

そこまで言うかと思ったが、よくよく考えてみると今の状態が維持出来ていること自体ありえない。

彼の言うように、一歩踏み間違えたら確実に日本は衰退してしまう。

米軍が震災被害地のために行った作戦を「トモダチ作戦」と言うらしいが、それを生かすためには「日本」という国がもっと意識を持ち、行動していかなければいけないと思う。

試行錯誤していることは見受けられるが、結果は見えてこない。

出したくても数々の大きな壁が立ちはだかる。

今こそ、様々な柵を乗り越え、手を取り合っていくことが必要なのではないのだろうか。

我々こそが「トモダチ作戦」を行うべきだと思う。

とはいえ、まずは一歩前進することから始めないと先が見えないだろう。


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